aiWare™

車載 AI 向けハードウェア IP

車載 AI の NN を加速

aiWare NPU(ニューラル プロセッシング ユニット)は、aiWare の技術チームが自動運転の技術チームと協働して開発しているユニークなソリューションです。AD(自動運転)/ADAS(先進運転支援システム)で使用する、車載グレード L2 ~ L4 の高性能リアルタイム AI 推論の構築を目指します。最新の aiWare4+ IP は最大 1000 TOPS で動作し、CNN、LSTM、RNN、Transformer Network など広範なニューラル ネットワークの処理負荷に対して、業界をリードする効率を実現しています。

業界をリードする効率

幅広い車載 NN で最大 98% の効率

拡張性の高いソリューション

標準的なライブラリとメモリを使用してチップあたり最大 1024 TOPS 以上を実現

安全第一

aiWare のハードウェアは、ISO 26262 ASIL B 認証を取得済みです。安全証書は、こちらからダウンロードできます。

生産実績のあるハードウェア IP

aiMotive の IP は Nextchip 社が生産中の車載 SoC Apache5 に実装されました。aiMotive との強固な提携により、Nextchip 社に対して、次世代 SoC Apache6 向けに aiWare4 をライセンスしました。

決定性の高いソリューション

ハードウェアの決定性が高いことは実働安全環境の認定にプラスになるだけでなく、チップが出荷される何ヶ月も前から、最終シリコンの性能を 5% 以内という高い精度のもと、オフラインで見積もることができます。

仮想シナリオ生成

レイアウト容易性、ソフトウェアとのシンプルな接続、システム統合と検証のための高度なツールを目指して設計されています。

効率と拡張性

最大 1024 TOPS、最大 98% の効率

高い効率と特許取得済みのデータフローにより、同じ公称 TOPS でも、さまざまな負荷を 2 倍から 5 倍の性能で処理できるため、システムの消費電力が最小限に抑えられます。完全な AEC-Q100 グレード 2 の動作の場合、5nm で最大 3GHz の性能を発揮します。

ツールとソリューション

システム試作から量産の最適化まで対応したユニークな SDK

aiWare Studio のツールは、AI エンジニアによるニューラル ネットワーク(NN)の最適化に重点を置いたユニークなアプローチにより、OEM やティア 1 メーカーのお客様から広く支持されています。NPU の下位コードをソフトウェア エンジニアが手作業で最適化する必要がありません。すべて aiMotive の高度なオフライン コンパイラによって完結します。

車載グレード

最も要求の厳しい L2 ~ L4 の自動運転アプリケーションを駆動

ASIL-B 以上の認証ソリューションへの組込みを目指して一から設計された aiWare は、幅広い車載ユース ケースに対応します。超小型エッジ センサーの強化から、高性能中央処理装置まで、性能に対する要求が最も厳しい L2 から L4 の車載アプリケーションに最適のソリューションです。

開発にあたって

機能とメリット

aiMotive の製品は、お客様の自動運転における目標の達成を加速することを目的に設計されています。aiWare の最新ベンチマーク資料をダウンロードするには下のボタンをクリックしてください。さらに下にスクロールすると aiWare の詳細をご覧いただけます。

ベンチマーク資料をダウンロードする

高い性能、効率、拡張性

aiWare ハードウェア IP コアは、同クラスで最も高い効率と徹底的に最適化されたハードウェア アーキテクチャにより、低い消費電力で優れた性能を発揮します。コアあたり「実効的に」最大 256 TOPS(単なる公称 TOPS ではありません)を実現した aiWare は拡張性にも優れ、1 ~ 2 TOPS から、マルチコアを使った最大 1024 TOPS 以上を必要とする、あらゆるアプリケーションに適用できます。すべてのデータ転送をクロック サイクルごとに最適化することに注力した設計により、高度に分散化されたオンチップ ローカル メモリと、高密度のオンチップ RAM を最大限活用できるようになりました。これによってデータをできるかぎりチップ上に保持し、外部メモリとのデータのやり取りを最小限に抑えるか、完全に不要とすることができました。この革新的なデータフロー設計により、外部メモリの帯域幅を最小化すると同時に、入力データ量またはニューラル ネットワークの深さに関係なく、高い効率を実現しています。

ユニークな SDK と最適化された aiDrive ベースの AI

aiWare Studio の SDK には、世界中の OEM やティア 1 メーカーから絶大な支持と称賛が寄せられています。ニューラル ネットワーク(NN)の実行に使用する NPU コードだけではなく、NN 自体の反復設計による最適化にも注力するという、組込み NN に対する革新的な手法が評価されたのです。この手法により、NN の設計者には実働ハードウェア プラットフォーム向けに NN を実装する際、他の NPU ソリューションよりも、はるかに高い柔軟性が与えられます。aiWare Studio のもう一つの特筆すべき機能が、オフライン性能評価です。通常のデスクトップ PC を使用して、最終シリコンの性能を 5% 以内の精度で見積もることができます。aiDrive の車載 AI 向けモジュール式ソフトウェアの総合ポートフォリオには、aiWare 向けに完全に最適化されたソフトウェア ソリューションが幅広く用意されています。

最も要求の厳しい L2 ~ L4 自動運転アプリケーションを駆動

aiWare ハードウェア IP コアは、単に実験室における高い理論上のベンチマーク結果を吹聴するのではなく、自動車の実働環境に導入するために必要な機能を提供します。aiWare の基盤技術は、はじめから車載実働環境への導入を目指して開発されました。そのため、aiWare の設計プロセスは、ASIL-B 以上の認証ソリューションへの組込みを想定し、包括的な文書化や安全解析によって自動車規格への適合性を完全に監査されています。RTL は AEC-Q100 グレード 2 の動作条件の下で漏れのない特性評価を行い、組込みに関する補足情報も、包括的に文書化されているため、最適の PPA レイアウトが簡単迅速に得られます。
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NPU の能力を評価する最善の指標は効率です。その他のベンチマーク データをダウンロードして、aiWare4 がどのようにして、さまざまな車載 CNN 処理負荷に対して最大 98% という業界トップの効率を実現しているのかをご確認ください。

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aiMotive のチームは刺激的で意欲的なお客様とともに仕事をする機会を心待ちにしています。aiMotive とのパートナーシップ開始の準備が出来ていましたら、今すぐご連絡を。

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aiWare™ の仕様

aiWare は自動車用途の推論を行う最先端 NPU です。幅広い車載 AI アプリケーションで最大限の性能を発揮できるように多くの機能が組み込まれています。

拡張性を備えた性能

aiWare4 の RTL は完全に合成可能であり、標準のライブラリとメモリ コンパイラを使用して5nmの 3GHz で最大 256 TOPS を実現できます。この RTL は組込みの容易性を念頭に設計されているため、大規模なバスや計算モジュールのタイルがなく、高速のクロックで駆動可能なレイアウトを簡単に実装できます。

最大 98% の効率

aiWare は、複数のカメラと異種センサーが混在する、L2 ~ L4 の自動運転アプリケーションを想定して開発されているため、入力データ サイズに上限がなく、2M ~ 8M ピクセル カメラのような大容量入力に対して最適性能を発揮します。NN の深さにも制約はなく、現実世界の処理負荷に対して最大 98% の効率を提供します。

多彩な組込み機能

aiWare の開発目標の一つが、ホスト CPU のオーバーヘッドを最小限に抑えることでした。入力データの開始位置の指定、実行すべき NN 処理負荷の指示、完了時の割り込み生成。CPU に求められるのは、それだけです。aiWare が幅広い活性化関数とプーリング関数をネイティブにサポートし、多くの CNN 作業負荷をホスト CPU の介入なしに 100% aiWare NPU 内で実行できるのは、こうした設計と、高度に最適化された 3D および 2D 畳み込み技術のおかげです。